「キュービクルを更新したいけれど、費用がどれくらいかかるのか見当がつかない」
「予算を組む前に、おおよその相場を知っておきたい」
「予算を組む前に、おおよその相場を知っておきたい」
設備担当者・総務担当者の方からよくいただく質問です。
結論からお伝えすると、キュービクルの更新費用は設備の規模や内容によって大きく幅があり、
一概に「〇〇万円」とはお伝えしにくいのが実情です。
ただし、費用を左右する要素を理解しておくことで、
見積もりの内容が適切かどうかを判断する目安になります。
この記事では、相場のイメージと費用に影響する主な要素を整理します。
キュービクル更新費用の目安
あくまで参考値ですが、キュービクル更新にかかる費用は以下のような規模感が一般的です。
機器の調達・施工・申請費用を含んだ総額のイメージとしてご参照ください。
| 設備の規模感 | 対象施設の例 | 費用の目安(参考) |
|---|---|---|
| 小規模 (100〜200kVA程度) |
小規模ビル・診療所・小型倉庫など | 300万〜600万円程度 |
| 中規模 (200〜500kVA程度) |
中規模工場・スーパー・学校・公共施設など | 600万〜1,200万円程度 |
| 大規模 (500kVA以上) |
大型工場・官公庁施設・大型商業施設など | 1,200万円〜(規模による) |
※上記はあくまで概算の参考値です。機器の構成・老朽化の状況・停電工程・申請の複雑さなどによって
実際の費用は大きく異なります。正確な金額は現地調査後の見積もりにてご確認ください。
実際の費用は大きく異なります。正確な金額は現地調査後の見積もりにてご確認ください。
費用を左右する主な要素
「なぜこの金額になるのか」を理解するために、見積もりに影響する主な要素を4つ整理します。
-
要素①
設備の規模(受電容量・変圧器の台数)
キュービクルの受電容量(kVA)や、内部に収まる変圧器・遮断器・開閉器の台数が多いほど、
機器の調達コストと施工の手間が増えます。
増設や改造を伴う場合はさらに費用が加わります。 -
要素②
更新する機器の種類と範囲
キュービクル本体の丸ごと更新なのか、内部の特定機器(変圧器・VCB・LBSなど)の交換だけなのかで、
費用は大きく変わります。
点検で指摘を受けた箇所だけを交換する「部分更新」は、全体更新より低コストで済む場合がありますが、
他の機器も老朽化している場合は、まとめて更新するほうが長期的にはコストを抑えられることもあります。 -
要素③
停電工程・工期の複雑さ
施設の業務・操業を止めずに工事を進めるためには、夜間・休日・分割施工などの工夫が必要になる場合があります。
停電できる時間帯が限られるほど工程が複雑になり、施工コストに影響します。
逆に、まとまった停電時間を確保できる場合は、工期を短縮しやすくなります。 -
要素④
電力会社・官公庁への申請・手続き
高圧受電設備の更新には、電力会社(北海道電力)への工事申請や、場合によっては官公庁への届出が必要です。
申請の種類・複雑さ・調整に要する期間によって、全体の工期とコストが変わります。
申請代行を含めてワンストップで依頼できる業者を選ぶと、手続き負担を大幅に減らせます。
「安い見積もり」に注意したいポイント
複数社から見積もりを取ると、金額に差が出ることがあります。
単純に安い業者を選ぶ前に、以下の点を確認しておくことをおすすめします。
確認しておきたいチェックポイント
- 申請費用・諸経費が見積もりに含まれているか
- 施工後の動作確認・試運転が含まれているか
- 廃材(旧キュービクル)の撤去・処分費が含まれているか
- 施工管理者(電気工事施工管理技士)が自社スタッフか、下請け任せでないか
- 電力会社への申請・調整を自社で行えるか
費用の安さだけでなく、工事後に長く安心して使える設備を整えられるかという視点で
業者を選ぶことが、長期的なコスト削減につながります。
費用を抑えるためのヒント
- 複数機器をまとめて更新する:個別に更新するより、一度の工事でまとめると施工コストを抑えやすい
- 停電時間を確保する:夜間・休日対応は追加コストが発生しやすい。まとまった停電時間を確保できると工期が短縮しやすい
- 早めに計画を立てる:緊急対応は費用が高くなる傾向がある。指摘を受けたら早めに現地調査を依頼し、計画的に進めるのが得策
- 補助金・助成金の活用:省エネ改修や設備更新に使える補助金制度が存在する場合がある。担当者に相談してみる価値がある
まず現地調査から始めましょう
キュービクルの更新費用は、実際の設備を確認しないと正確な金額をお伝えすることが難しい工事です。
「予算感を把握したい」「見積もりだけ先に取りたい」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
セイトー電設では、現地調査・お見積もりを無料で承っています。
設備の状態を確認した上で、更新の範囲・工程・費用の目安をわかりやすくご提示します。
この記事のまとめ
- キュービクル更新費用は規模によって300万円〜1,000万円超まで幅がある。あくまで参考値。
- 費用を左右する主な要素は「設備規模・更新範囲・停電工程・申請の複雑さ」の4つ。
- 安い見積もりには、申請費・撤去費・試運転費が含まれていないケースがある。内訳の確認が大切。
- 複数機器のまとめ更新・早めの計画立案が、コストを抑えるポイント。
- 正確な費用は現地調査後の見積もりで確認。無料で対応してもらえる業者に相談を。