「何か準備しておかないといけないのか。書類がないと調査できないのか」
「現地調査」という言葉は聞いたことがあっても、
実際に何をするのかイメージがつかない方は多くいらっしゃいます。
この記事では、セイトー電設が行う現地調査の流れ・確認する項目・
あると役立つ書類・よくある疑問をまとめて解説します。
「調査のハードルが高い」と感じている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
現地調査の目的
現地調査の目的は、実際の設備の状態・構成・設置環境を直接確認することです。
電話やメールだけではわからない設備の詳細を把握することで、
より正確な工事の提案・見積もりが可能になります。
現地を確認せずに出された見積もりは「概算」に過ぎず、
実際に工事を進める段階で金額・工程が大幅に変わるリスクがあります。
セイトー電設では、現地調査を無料で実施した上で、
正確な工事内容と費用をご提示しています。
現地調査の流れ
-
ご挨拶・ヒアリング(施設担当者との打ち合わせ)
担当者の方から現在の状況・困っていること・更新の希望時期・
停電の制約などをお聞きします。
この段階では詳しい知識がなくても大丈夫です。
「よくわからないが点検で指摘された」という状態でも構いません。
所要時間:15〜30分程度 -
設備の外観確認(キュービクル・PASなど)
キュービクルの外観(錆・腐食・変色・損傷)を目視で確認します。
PASの設置状況・高圧ケーブルの敷設状況も合わせて確認します。
必要に応じて写真撮影を行います。
所要時間:15〜30分程度 -
銘板・内部機器の確認
キュービクルの扉を開け、変圧器・VCB・LBS・SCなど
内部機器の銘板(メーカー・型番・製造年・容量)を確認します。
図面がない場合でも、銘板から設備の基本情報を把握することができます。
所要時間:20〜40分程度 -
設備構成の把握・図面との照合
単線結線図(設備の配線図)がある場合は現地と照合し、
実際の構成との差異を確認します。
図面がない場合は、現地確認で把握した情報をもとに構成を整理します。
所要時間:設備規模による -
搬入経路・設置スペースの確認
新しい機器を搬入する経路・クレーン使用の可否・作業スペースを確認します。
設置場所が狭い・搬入経路に制約がある場合は、
工事計画に反映する必要があります。
所要時間:10〜20分程度 -
確認内容のまとめ・次のステップの説明
調査で把握した内容・気になる点を担当者にフィードバックします。
工事の進め方・見積もりの提示時期・必要な申請の概要をご説明します。
不明な点はこの段階で遠慮なくご質問ください。
所要時間:15〜30分程度
一般的な施設で1〜2時間程度が目安です。
大規模施設・複数建屋にまたがる場合はそれ以上かかることがあります。
現地調査で確認する主な項目
- 受電容量(kVA)
- 設置年・製造年
- メーカー・型番
- 設備の構成機器
- 屋外・屋内の設置状況
- 外板の錆・腐食・変色
- 絶縁材の状態(目視)
- 接続部・端子台の状態
- パッキン・シール材の状態
- 浸水・結露の痕跡
- 設置場所の環境条件
- 搬入経路・スペース
- 電柱・PASの位置関係
- ケーブルの敷設状況
- 周辺への影響範囲
- 点検記録の有無
- 過去の指摘事項
- 停電可能な時間帯
- 停電が困る設備の有無
- 非常用発電機の有無
あると調査がスムーズになる書類
以下の書類があると現地調査をより詳しく・正確に進めることができます。
ただし、どれひとつも「必須」ではありません。
書類がなくても調査は実施できます。
-
あると◎
単線結線図(キュービクルの配線図):設備の構成・回路の把握に役立つ。設置時に電力会社に提出した書類。 -
あると◎
電気主任技術者の点検報告書(直近のもの):指摘事項・測定値が把握できる。更新の優先順位判断に役立つ。 -
あると◎
電力会社(北電)の直近の検針票・契約書:契約電力・力率・料金体系の確認に役立つ。 -
あれば
設備の竣工図・施工時の仕様書:設置時の機器仕様が把握できる。 -
あれば
過去の工事・修繕の見積書・請求書:施工履歴の把握に役立つ。 -
あれば
メーカーの取扱説明書・保証書:機器の詳細仕様の確認に使える。
現地調査についてよくある疑問
- 現地調査の目的は「設備の実態を直接確認すること」。現地確認なしの見積もりは後から変わるリスクがある。
- 調査の流れはヒアリング→外観確認→銘板確認→設備構成把握→搬入経路確認→フィードバックの順。所要時間は1〜2時間が目安。
- 書類がなくても調査は実施できる。銘板・外観確認で多くの情報を把握できる。
- 単線結線図・点検報告書・検針票があると調査がより詳しく進められる。
- 調査後に必ず工事を依頼する義務はない。「まず確認したい」という段階でも歓迎。